岩舟山 高勝寺 地蔵信仰

「お尋ね地蔵」遷座

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お尋ね地蔵

東京大塚より「お尋ね地蔵」が遷座されました。
迷いや望みが叶うかどうか尋ねる、答えを「尋ねる」お地蔵様です。
ご来院、参拝してみては如何でしょうか。

地蔵信仰

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岩船地蔵の分身

岩船山は死者の霊の集まるところ、霊魂の集まるところといわれる霊山である。春秋の彼岸には近隣の人々が父、母、きょうだい、吾が子、水子の供養に登山する。全国的に詠われる「帰命頂礼岩船の…」に始まる岩船地蔵和讃の舞台は当山です。古来より子授・安産の地蔵といわれています。徳川三代将軍家光の側室、お楽の方は岩船地蔵を信仰していました。 江戸城に入る時、岩船から地蔵様をむかえて場内に祀り、子孫繁栄と武運長久を祈ました。その御利益を得て生まれたのが四代将軍家綱といわれています。

この様に地蔵信仰が盛んであった為、勧請と呼ばれる「お地蔵様の分身を持ってお参りをさせる事」や、出開帳と呼ばれる「本尊を持って行きお参りさせる事」が盛んに行われました。
そして、勧請で持って行ったお地蔵様の分身が請われて、その地に安置された例も少なくありません。現存するその様な場所をご紹介して行きます。

たくみの里(群馬県利根郡みなかみ町)

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たくみの里は昔ながらの日本の風景を残す須川平にあり、東京ドーム約70個分(330ha)にわたる集落には昔ながらの手法をそのままに木工、竹細工、和紙などの手作り体験ができるたくみの家が点在しています。手作りが体験できるたくみの家と、展示・見学・ショッピングがたのしめる家の二種類があり、体験型テーマパークという新しい形の観光スポットして注目されています。
9カ所の野仏を回る「野仏めぐり」がありますが、その中に「岩船地蔵の分身」がございます。

たくみの里 総合案内所 豊楽館
〒379-1408
群馬県利根郡みなかみ町須川847
TEL.0278-64-2210
FAX.0278-64-2220

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マップ


より大きな地図で 岩船地蔵の分身 たくみの里 を表示

横浜市磯子区岩船地蔵

yokohama_isogo岩舟地蔵.jpgこのお地蔵さまの創建時期は、地蔵尊の左上の享保が欠け落ちていますが、”保のつくり”の下が残っていて其の下に「四己 亥十二月吉日 同行八人」とはっきりと刻まれています。己亥で享保4年(1719年)を意味しています。時代は八代将軍「吉宗」の時代です。
享保4年12月に、中里村の有志が、村民の供養や日々の安隠無事を願って建立したものと考えられます。
時代を超えても、今なお、地元の皆様に支えられてお地蔵さまは生きております。

久喜市子育地蔵尊

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明治後半から大正前期にかけて、小さな子供を亡くした人たちが、子供の魂を供養するために岩船山より地蔵を勧請して祀った。以前よりここに住む人たちは、岩船地蔵を信仰していたためである。大正元年に勧請された新しい岩船地蔵です。現在毎月の2日に線香護摩が執り行われています。
所在地:埼玉県久喜市清久215

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岩船地蔵